FXトレード 為替見通し

昨日はイギリス政策金利発表でポンドの利上げ期待が高まり、ポンドが全面高でした。ポンドは高止まりしていますが、ここから上に行くと本格的な上昇トレンド入りです。さらに今朝には北朝鮮のミサイルが発射されました。

相場の反応は一時的な動きにとどまりましたがリスクオフの流れになるのか要注意です。大きな動きがあったので、アメリカの物価指数が良かったのがかすんでしまったように感じます。ドル買いが強まったのですが、NY後半からは売られています。

 

今日も経済指標に注意し、週末なので来週の流れを考えてトレードしていきます。

 

今後のイベント

 9/20 FOMC
 9/23 ニュージーランド総選挙
 9/24 ドイツ選挙
 9/25週 アメリカ税制改革案概要発表
 10/26 ECB理事会

ドル見通し

ドル消費者物価指数が良かったので指標発表後は買われましたが、上昇は一時的でした。まだドル売りの流れが続いているのか、本格的なドル買いにはならないです。来週以降にFOMCと税制改革案の発表があるので、動くとすればそこでしょう。

個人的にはドル買いの流れが来ると期待していますが、税制改革案発表後の流れを見て判断していこうと考えています。

 

ドル円は109円ミドルに損切りをおいてロング 111.2に損切りをおいてショートで考えています。上値を試すと見ているので、ロングで入りたいところです。109円ミドルを割ったら108円前半で買いたいです。

円見通し

リスク要因で買いが入るだけと考えていましたが、今朝の北朝鮮ミサイルで買われたようにリスクオフに注意して、買われたら売りで考えています。今日は週末で週明けが祝日なので、過度なリスクオンにはならないとみています。

 

ユーロ見通し

ユーロはテーパリング観測が出てから順調に上昇を続けていましたが、スピード調整に入ったようです。押し目買い継続で見ていますが、深い調整を待ちたいです。10月にECB理事会があるので、その発表で次の流れが決まるでしょう。

ユーロ円は円売りも出ているので上に行く気配が強いです。基本的には押し目買いが良さそうですが、130.4円を割ると下に行く可能性も出てきます。売るなら損切りを132.25あたりに置いて攻めて見るのもありです。125~127円までの調整もありそうです。

ユーロドルはもみ合いが続いています。上昇トレンドに入ったと見られるので、基本的には押し目買いですが、今は上にも下にも行きそうなチャートです。昨日は1.18ミドルまで調整が進み、調整が完了し、再度上昇するかどうかの分岐点です。

クライマックス感がなく、反発があまり強くないので、まだ調整をすると見込んでいるのですが、1.195あたりを上回るとそのまま上に行ってしまいそうです。丁寧に押し目を拾っていくのが良さそうです。1.15~1.17までの調整が目標です。

ユーロポンドはポンド上昇とユーロの調整で大きく調整しました。チャート的には買い時に見えますが、ポンドの買いの強さとユーロの調整の様子を見て判断していきます。週足の終わり方を見て、一段の下落か反転上昇かを確認です。

すでに買いたいところまで下がってきたのですが、ユーロの調整がまだありそうなので0.85付近まで調整が進めば買ってみようと考えています。

 

ポンド見通し

ポンドは上昇トレンドに入ったと見ていましたが、利上げ観測が高まり激しく上昇しました。ただ、インフレ抑止目的の利上げで経済状況が改善されたわけではないのと、EU離脱については依然不透明なので、急落にも注意が必要です。

ポンドが上昇すればインフレ抑止の目的を果たすので、実際には利上げをしない可能性もあります。もし実際に利上げをすれば、先高感がないので、利益確定の事実売りもでるでしょう。

ポンド円は上昇トレンドに入ったようですが、148円を大きく上回らない限りは本格的な上昇とは言えないでしょう。月足で148円を上回るか様子見です。上回れば160円を目指していくでしょう。上値追いはしたくないので調整を待ちます。

ポンドドルもポンド円と同じく上昇トレンドに入ったようです。月足で1.33を大きく上回ってくるのかを確認したいです。上回れば1.45を目指すでしょう。ポンドはリスク要素も多いので、上値追いせず調整を待ちます。

 

まとめ

ポンドの利上げ期待という材料が飛び込みましたが過熱感もあるので、ポンド買いが一服するのを待ちます。ポンドの過熱一服、ユーロの調整完了、ドル売り再開がいつになるかで相場が大きく動くので、それまでは今の流れに乗り、反転を待ちます。